点形別国際点字辞典




{103-000}
用法 用例

欧米語一般/英語

 英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ポルトガル語・オランダ語・スウェーデン語・アイスランド語・ポーランド語・チェコ語・ハンガリー語・ラトビア語・トルコ語・ベトナム語・エスペラントにおいて、アルファベット"k"(大文字環境では"K")を表す。
 [*] ラトビア語の"ķ"は{103-006}で表す。

●・ ●● ・● ●● ●・ ・● 
・・ ・● ●・ ●● ●● ●● 
●・ ●・ ・・ ・・ ・・ ●・ 
knight

ドイツ語

 グレード2略字として略語"kann"(大文字環境では"Kann"、または"KANN")を表す。

・● ・・ ●・ ・・ ●● 
・● ・・ ・・ ・・ ・● 
●● ・・ ●・ ・・ ●・ 
ich kann nicht

北米点字コード(NABCC)

 ASCIIコード4Bh("K")、または6Bh("k")に対応する。

(用例省略)

ロシア語

 ロシア語・セルビア語において、キリル文字"к"(カー・k。大文字環境では"К")を表す。

●・ ●・ ●・ ●● 
・・ ●● ・・ ●● 
●・ ●・ ●● ・・ 
круг(円)

ギリシア語

 ギリシア文字"κ"(カッパ・k。大文字環境では"Κ")を表す。

●・ ●・ ●・ ●● ・● ●・ 
・・ ・・ ●● ・● ●・ ・・ 
●・ ・・ ●・ ・・ ・・ ・・ 
καρδια(心臓)

アラビア語

 アラビア文字"ك"(カーフ・k)を表す。

●・ ●・ ・● ・・ ●・ ●・ 
・・ ・● ●● ●・ ・・ ●・ 
●・ ・・ ●・ ・・ ・・ ・・ 
كِتَاب(本)

インド・バラティー点字

 軟口蓋無声無気破裂音[k]を表す。{000-400}が先行せず、かつ母音字が後続しない場合は、音節[ka]を表す。
 ヒンディー語ではデーヴァナーガリー文字「क」を表す。
 ベンガル語ではベンガル文字「ক」を表す。
 パンジャブ語ではグルムキー文字「ਕ」を表す。
 グジャラート語ではグジャラート文字「ક」を表す。
 オリヤー語ではオリヤー文字「କ」を表す。
 タミル語ではタミル文字「க」を表す。
 テルグ語ではテルグ文字「క」を表す。
 カナラ語ではカナラ文字「ಕ」を表す。
 マラヤラム語ではマラヤラム文字「ക」を表す。
 [*] 軟口蓋無声有気破裂音[kh]は{000-406}で表す。
 [*] 軟口蓋有声無気破裂音[g]は{120-450}で表す。

(用例省略)

タイ語

 タイ文字"ข"(コーカイ・kh)を表す。ただし、{003-056}が先行した場合は、協同して"ฃ"(コークワード・kh)を表す。

(用例省略)

日本標準点字

 日本標準点字、および漢点字・6点漢字テキストの漢字を表さない部分において、かな文字「な/ナ」を表す。
 {XX3-X00}の部分で子音"n"を含む文字であることを表し、{10X-0XX}の部分で母音"a"を含む文字であることを表す。
 拗音符{000-400}が先行した場合、協同して拗音「にゃ」を表す。

(用例省略)

漢点字

 1マス漢字として「人」を表す。
 第1人偏。2〜3マス漢字の1マス目において、人偏が含まれていることを主として表す。

●・ ・● ●● 
・・ ●・ ●・ 
●● ●● ・・ 
●・ ・● ●・ 
詩人

韓国語

 ハングルの末子音「ㅈ」(チウッ・c)を表す。
 他の末子音と協同して、「ㅈ」を含む複終声を表す。
 [*] 頭子音の「ㅈ」は、右寄せして{000-406}で表す。

●● ●・ ●・ 
・・ ●・ ・・ 
・・ ・● ●・ 
낮(昼)
●・ ・・ ●・ ・● ●・ 
●・ ●● ・・ ●・ ●・ 
・● ・・ ●・ ・・ ・● 
앉다(座る)

中国語(大陸方式)

 頭子音"k"を表す。ただし、後続する母音部が"i"、または"ü"で始まる場合は"q"を表す。

●・ ・・ ・・ ●● ・・ ・・ 
・・ ●● ・・ ●・ ・● ●・ 
●・ ・● ●・ ●・ ●・ ●・ 
恐怕(おそらく)
●・ ・● ・・ ・● ・・ ●・ 
・・ ●・ ●・ ●● ・● ・・ 
●・ ・・ ・・ ●・ ●・ ・・ 
其他・其它(その他)

中国語(台湾方式)

 頭子音「ㄍ」(g)を表す。ただし、後続する母音部が「ㄧ」(i)、または「ㄩ」(ü)で始まる場合は「ㄐ」(j)を表す。

●・ ●● ・・ ●・ ●● ・・ 
・・ ●● ・・ ・・ ・・ ・● 
●・ ・● ●・ ・・ ・● ・・ 
関照(面倒を見る)
●・ ・● ・・ ・● ●・ ・● 
・・ ・・ ●・ ●・ ・● ・・ 
●・ ●● ・・ ・・ ●● ・・ 
節省(節約する)

(凡例)

 左欄では、このページで用法・用例を解説する点形を表示しています。この点形の各点をクリックすると、その点が実点の場合は虚点に、虚点の場合は実点にその点を転換した点形の点字を解説するページが表示されます。
 中欄(用法欄)では、左欄で示された点形の各言語・分野での用法を解説しています。この欄では点形を"{123-456}"の形式で表記し、"1"〜"6"はその点が実点であること、"0"はその点が虚点であること、"X"はその点が実点・虚点の両方の可能性があることを表しています。その文字列をクリックすると、その点形の点字を解説するページが表示されます("X"は"0"とみなします)。
 右欄(用例欄)では、中欄で示された各用法の実例を例示しています。このページで解説している点形の点字は赤く表示されます。その他の点字をクリックすると、その点形の点字を解説するページが表示されます。


BACK